小人の国の御曹司

恋愛・仕事・遊びをすべて楽しむ男の雑記

87歳おばあちゃんにインタビューしてみたら、、、

 

どうも御曹司です!

 

ふと、ばあちゃんとじいちゃんの出会いが気になり本人に聞いてみた。

 

 

 

出会いの時

 

岩手県出身のばあちゃんは、仕事を探しに上京。ストッキングの工場で勤務。

 

「学校を出てないから(小学校中退)頭は良くないし、器用でもないからストッキングを作るんじゃなくて、工場の食堂で働いていたのよ」とのこと。

 

なんの変りもない日常だったが、ある時友達から「お見合いしてみない?」との誘いがあった。

 

いまと違って、当時は親や友達からの紹介でお見合いをして出会うのが一般的だった。

 

出会った時の印象を聞いてみた。

 

「気前がよくおおらかな印象だった」とのこと。

 

そのままゴールイン!

 

「もらってくれるっていうからお願いしますって(笑)」

 

なんとも展開が早いこと!笑

 

 

おじいちゃんは東京生まれの6人兄弟。

 

おじいちゃんの親兄弟の家には子供がいなかったので、おじいちゃんが養子として送られた。

 

東京電力に勤務しつつ、養子で送られた家が資産家で葛飾区の新小岩に土地を所有していた。その土地を活かすためにビルの建設を始める。

 

おばあちゃんは昔から踊りが好きで、岩手の実家の近所に芝居小屋があり、小さいながら芝居が行われているのを覗き見していた。

 

振付、化粧や衣装などみよう見まねでマネしていた。

 

おじいちゃんと出会ってからストッキング工場の仕事を辞め、子育てに専念。

 

子供は3人で、御曹司の母親は真ん中。姉と弟がいる。

 

踊りが好きだったので子供達を劇団にいれた。だっこちゃんのポスターかなんかに起用されたりしていたとのこと。

f:id:opbmbs:20200404135144j:plain

 

子供達が独り立ちすると、ばあちゃんは踊りの先生を目指す。

 

踊りの資格を取り、独学で踊りを教えていた。ここ2年くらいは足腰も悪くなり、先生の仕事は辞めているが芸歴は40年とのこと。

 

「めちゃめちゃ儲かった!」と笑いながら話していたw

 

f:id:opbmbs:20200404141846j:plain

 

右側の紺色の着物がばあちゃん。左側の方にだっこされているのが御曹司の母親。

 

f:id:opbmbs:20200404142036j:plain

 

女性役も男性役もやっていて、思い出の写真がたくさんあったので一部拝借。

 

「高校や有名大学を出てる人から先生と呼ばれてたからね。私なんてあたまからっぽなのに(笑)」と自慢げそうだった!笑

 

 

 

 

お別れの時

 

おじいちゃんが亡くなった。

 

67歳という若さ。死因は肝臓癌。

 

真面目なおじいちゃんは東京電力の仕事と新小岩のビル建設、そして立ち退き等々の仕事でストレスがたまり、たくさんお酒を飲んでいたという。

 

f:id:opbmbs:20200404142838j:plain

(御曹司とじいちゃん)

 

電車や新幹線が好きだった御曹司のことをよく連れていってくれたとのこと。

 

 

じいちゃんが亡くなってから20年が経ったいま、ばあちゃんにじいちゃんとの夫婦生活どうだった?と聞いてみた。

 

「楽しい人生だったよ。早くに死んじゃってかわいそうだし、私は寂しい思いをしたけれど、いまでも楽しく生活できている。じいちゃんのおかげかな。」とつぶやいた。

 

じいちゃんはばあちゃんが一人になっても生きていけるように保険をたくさんかけていて、株もたくさん持っていた。

 

保険証券等をみせてもらったのだけど、当時の金額で億は余裕で超えていた。

 

ばあちゃんが何も仕事しなくても、長生きしても困らないくらいの金額であった。

 

じいちゃんは自分にはほとんどお金を使わなかったという。

 

それだけ家族を愛し、一緒に過ごせる時間が楽しかったのだと思う。

 

 

 

感想

 

100人いれば100通りの人生がある。

 

誰のために働くのか。

 

誰のために生きるのか。

 

何のために働き。

 

何のために生きるのか。