【日本の現状】あなたの近くに迫っている、、、②
どうも御曹司です!
昨日はインフレとデフレについて
デフレ=不景気
インフレ=景気が良いとは限らないことをお話しました。
今回はインフレ=景気が良いとは限らない、良いインフレと悪いインフレをみていきましょう。
良いインフレ
良いインフレはそのままですよね。
企業の生産が増加し、給与があがる。すると消費は拡大し、企業の収益はあがる。
悪いインフレ
悪いインフレとは消費以外で物価が上がることです。
つまり、外的要素で物価が上がってしまうことです。
具体的には以下の3点です。
- 投資/需要以外で物価が上がる
- 国内で賄える悪いインフレ
- 過度な需要が発生する
例えば、石油が枯渇したとします。
すると、石油を原料としている日用品やトラックの流通コストは上がりますよね。
消費をしていない、給与があがっていないのに外的要素によって物価が高騰しています。
これは海外と深く関係していますよね。
海外の肉の値段があがりました。
オーストラリアさんの価格が1000円になりました。
しかし、国産の肉が500円です。
これなら安い国産を買えばいいので全然問題ないです。
しかし、石油が枯渇しました。
すると、日本で石油はとれないので国内で賄うことができません。
こうなるとデフレに直行するインフレになります。
何度も繰り返しますが、物価(石油の価格)は高騰するのに給与や消費は変わっていない。
そして、過度な需要が増えることも悪いインフレにつながります。
アメリカでの事例で例えると。
ITバブルや同時多発テロがおき、国の景気が悪くなりました。
そこで米国は景気を活性化させるために、FRBの低金利政策を行いました。
簡単に言うと銀行のローン金利をめちゃめちゃ下げて借りやすくさせたんですね。
そうすると不動産業界で急速なインフレが起こりました。
どんどんお金を借りてどんどん不動産を購入していきました。
そして、低所得者にもバンバン貸していました。
低所得者はお金を返してもらえる補償がないので、高金利で貸していました。
いわゆるサブプライムローンです。
なぜ返してもらえる補償がないのにお金を貸すかというと
不動産を担保にするからです。
それに加えて、銀行は債券を発行しそれをファンドに売ります。
ファンドはその債券を株式と混ぜてパック化して販売します。
なので銀行はほとんどリスクを負いません。
投資家も低リスクハイリターンはおいしいとどんどんパックを購入。
イケイケどんどんで住宅の価格は高騰し、銀行も貸し渋りせずお金がでていく。
しかし、途中で価格が高すぎて買えなくなっていきます。
すると一気にこの流れが崩れる。
パーケージ化してたから債券だけでなく株価も一気に下がり
世界的株安になりました。
これがリーマンショックです。
つづく