小人の国の御曹司

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【実体験】元銀行員が思う銀行の闇!投資信託と保険!

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こんにちは!御曹司です!

 

銀行員ってどんなことをしているのかイメージできますか?

「お金の預け入れまたは引き出しをする預金業務、お金を貸す融資業務などたしかに業務の大事な一つではありますが、いま銀行が力を入れているのが預かり資産(金融商品です。」

 

老後資金2000万円必要!?」というニュースが話題になったり「年金受給額が減る!?」というような話を耳にしますよね。

 

みなさんは「給与のうちどれくらい投資にお金を回していますか?」もしくは「資産のうちどれくらい投資にお金を回していますか?

 

 

 

 

 

知ってる!?日本人の資産割合

 

下の図は2017年の日本と米国の家計金融資産の構成比率を算出したものです。

 

 

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OECD公開データベース「Household accounts」より

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OECD公開データベース「Household accounts」より

資産に対する投資(ここでは債券・株式・投資信託)の比率は米国で53.2%日本は18.8%とかなりの差がある。

 

それはなぜか?

 

もともと日本人は投資よりも貯蓄に資産を置く傾向がある。また他国と比較してリスク資産に対する制度整備が遅れていること。さらには、高齢化につれ資産を投資に回さず保有する人が多くなっているのが原因です。

 

実際に営業で個人のお客様(退職の方)を訪問してお話すると「昔から投資はしないと決めている。」「昔は株とか持っていたけど損をしたからもうやらない。」「もう歳だからこれからなにか始めようとは思わない。」「リスクを負ってまでお金を増やしたいとは思わない。」という声が寄せられた。

 

一方、働き世代の方とお話すると「投資に興味はない。」「家庭の生活費で投資に回す余裕がない。」「投資をしたいと考えているが何から始めたら良いかわからない。」という声が寄せられた。

 

少なからずあなたと同じ意見の方もいるでしょう。投資に対してマイナスのイメージが大半であるが、なぜマイナスのイメージなのか?

 

間違ってない!?そもそも投資とは?

 

将来に向けてお金を準備するには、「資産形成」を行っていくことになりますが、「資産形成」には、「貯蓄」と「投資」の2つの方法があります。
様々な考え方がありますが、一般的には、「貯蓄」とはお金を蓄えることで、銀行の預金などがこれに当たります。一方、「投資」とは利益を見込んでお金を出すことで、株式や投資信託などの購入がこの「投資」に当たります。
銀行などに預けている普通預金などは、基本的に「自由に引き出せるお金」と言えるでしょう。日常生活資金を始めとした、すぐに必要となる可能性のあるお金は、こうした自由に引き出すことのできる(流動性が高い)「貯蓄」の形で、持っておくことが大切です。
一方、教育や老後資金など、今すぐに必要にならなくても、将来のために増やしていきたいお金は、株式や投資信託などを利用した「投資」の形で、長い期間をかけて少しずつ増やしていくと良いでしょう。これらの「投資」の形で持っていると、お金として引き出して使うためには、投資した資産を売却して現金に換えるなど、一定の手順を踏む必要があります(流動性が低い)。また、値上がりや利益の分配などを通じて、預貯金よりも利益を得られる可能性が高いという性質がありますので、一般的には、ある程度、先を見越した備えのために活用するのに向いています。

出典 金融庁

 

 投資に対してマイナスのイメージを持っている方はそもそも株式や投資信託を投資と考えるのではなく、リスクをとって利益を狙いにいく投機と考えているのではないか?ずっと値動きを見ていなければけないと考えているのではないか?

 

そうゆうことではない!

 

投資は短期的なものではなく中長期的に将来のための資産を形成していくためのものである。だからこそ短期的に結果はでないし、すぐやめてしまうと損をしてしまう可能性もある。

 

銀行の闇

 

日本版金融ビックバンの一環で投資信託の銀行窓販が1998年に解禁された。一方で保険の銀行窓販は2007年に全面解禁された。それまで投資信託は証券会社、保険は保険会社でしか販売できなかったが、銀行でも販売が可能になり市場の成長をもたらした。

 

しかし、考えてみてください!

 

銀行員の業務は「預金・為替・貸出」であり、投資信託と保険の知識はほとんどなかったのではないか?それでも商品は売れた。

 

なぜだろう?

 

それは、信頼と信用である。私が営業していた時もそうだが「銀行さんが言うなら」「あなたが言うなら安心できる」と銀行に対しての信頼と信用はたしかにあった。

 

だが、ふたを開けてみると「この商品が今売れているからおすすめです。」「新しい商品がでたんですよ」と商品の内容をそこまで知らなくても販売していた。

 

そのツケが回ってきて私が営業で訪問すると「銀行さんは良いことばっかいって後はほったらかしだった」「何かわからないけど保険はたくさん入ってる」「損したから銀行は信用できない」という声につながった。

 

しかし、現在はどうだろうか?

 

教育制度が整備され営業担当のスキルは上がってきている。

私が所属していた課では毎朝15分の新聞読み合わせや勉強会が開催され、新商品が出たら研修会が行われ、商品内容を理解しているかのロールプレイングが行われていた。

 

私はそれに加え、雑誌等でどの商品がどうゆう理由で注目されているのか。また他社と比較してどこが優れているのか劣っているのかを知識としてインプットしていた。

 

もちろん自分自身で商品を購入したり、友達に勧めたりもした。

 

では、銀行員の役割はなんだろうか?

 

商品を売ることではない。お客様のライフプランや性格にあった商品を紹介することである。きれいごとかもしれないが大切な心構えである。

 

そのためには先ずお客様を知ること

でも、実際は難しいですよね。最初から話をしてくれる人なんていません。

こここそが営業です。好きな人がいたらどうやって自分に振り向いてもらえるか試行錯誤しますよね。それと一緒です。どうやったらこのお客様のことを知れるかをひたすら試行錯誤する。好きだったらアタックは一回だけでなくあきらめずに挑戦しますよね。

 

銀行員の方はもう一度自分の在り方を見直してほしい!

 

無料なんだからとりあえず話は聞いてみる!

 

金融庁は「貯蓄から投資へ」に向けて様々な取り組みをしている。それと同時に銀行も「顧客本位の業務運営」が求められている。

 

金融商品の制度や仕組みは変わってきているし、親しみやすくなってきている。ただ、みんなそれを知ろうとしないし、関係ないと思っている。本当にもったいない。気になっていることを銀行員に投げかければ無料で答えが返ってくる。今の時代YouTubeで検索すれば、NISAやidecoなどかなりわかりやすく説明されている。

 

なぜ知ろうとしない?

 

これからの時代、自分で資産を形成して行かなければいけない時代になってきている。

 

まとめ

 

投資について少し考えが変わったと思います。

日本人は投資を知らないから投資の資産比率が低い

 

そして、銀行は変わってきている。教育が整備され証券会社や保険会社に負けない知識を備えている。ただ、銀行の言いなりになるのではなく、自分でも知識を身につけることが大事です。

 

投資に興味を持つことから始め、投資を知った上で必要ないと思う人もいると思います。最終的に投資をするかどうかは自分の判断です。

 

投資の方法はたくさんあるし、ライフプランによっておすすめできる方法が違ってくるので一概にこれが良いとは言えないですが、先ずはNISA・ideco個人年金保険等の積み立て型の方法を選んでみるのが良いと思います。

 

ちなみに私はすべて加入しています!