【実体験】安定と言われていた銀行が危機!?
どうも御曹司です!
全国の地方銀行の決算が発表されましたが
やばいですね!
コロナの影響もあるとは思いますが
数年前から銀行の収益構造には限界がきている。
7割が減益見込み
三菱UFJモルガン・スタンレー証券が、株式上場している76の地方銀行の決算をまとめたところ、53行が減益、3行が赤字となった。
そもそも銀行業務って
預金・貸出・為替
ですよね!
この銀行の三大業務のうち収益の大半を占めているのが
「貸出」いわゆる融資です。
しかし、低金利時代になり
銀行は貸出だけで食っていくことができなくなってきている。
じゃあ、どうやって生きていくかというと
銀行員が投資信託や保険を勧誘してきますよね?
以前までは
銀行、証券会社、保険会社と独立して業務を行っていた。
しかし、金融の自由化により銀行の業務範囲が広範囲になった。
現在の銀行の立ち位置は
「金融サービスの提供」
さらに
「金融コンサル」とも呼べる。
銀行はあらゆる分野に手を出している。
実際に、銀行員時代の目標(ノルマ)は
貸出よりも投資信託や保険などの金融サービスに比重が傾いていた。
他にも
セミナー、展示会、クレジット加盟、M&A、節税対策、相続、遺言信託など
どんどん武器が増えていった。
いまだに銀行は「お金を預けるところ、お金を借りるところ」と思っている人がたくさんいるが
そんな時代はとっくに過ぎている。
7割減益であるが、ふたを開ければ残りの3割もぎりぎりのラインである。
それぐらい、地方銀行は危機に面している。
就職ランキング
株式会社ディスコによると、調査を始めた2009年から2019年まで
不動の1位を獲得していた銀行が今年は8位に転落している。
「銀行=安定」という考えはなくなってきている。
実際にここ数年でAIが導入され
人員の削減がされてきている。
預金集めをしている時代は終わり
営業力がない人材は潰されてしまう。
銀行の未来
5年前に出版された「捨てられる銀行」
銀行員なら手にとったことがある一冊だと思う。
銀行の在り方は変わっていく。
ATMの充実やネットバンクの拡充により
銀行窓口は必要なくなる。
さらに
キャッシュレス化が進めばATMも必要なくなる。
貸出はどうだろう?
クラウドファンディングなど資金を集められるプラットフォームがたくさんできてくる。
お客さんによく言われた言葉がある。
「枯れそうな花に水をやらないで、綺麗な花に水をやる」
つまり
いまにも潰れそうな会社にお金を貸さず
順調な会社にはお金を貸す。
銀行ってそんなもんです。
だからスルガ銀行みたいな事件が起きる。
まとめ
「銀行に未来がない」と言いたいわけではない。
地方銀行は地域密着型なんだから
地域を活性化させる方法はいくらでもあると思う。
保守的にならずに、どんどん挑戦していくべきである。
助けを求めている人達はたくさんいるのだから。