【クラウドファンディング】飲食店を救えない理由とは?
どうも御曹司です!
コロナの影響でクラウドファンディングを利用する人が増えています。
だけど、飲食店においてクラウドファンディングを使っても、その場しのぎでしかなく、意味がない支援になってしまう。
実際に飲食店の経営者の話をもとに、書いてみた。
クラウドファンディングとは?
クラウドファンディングとは、オンライン上で夢や企画を不特定多数の人に投げかけ、趣旨に賛同した人から資金を集める方法である。
使い方としては大きくわけて3つある。
- 不確実性の高い新規事業で、融資などが受けにくい事業の資金集め
- 個人の場合、自己資金がない人でもビジネスを始められる
- 不特定多数の人になげかけれるので宣伝効果として使う
見てわかる通り、クラウドファンディングの使い方としては、何かを新しく始める時に効果を発揮する。
例えば
まるで生きもの?撫でるとしっぽを振るロボット!の開発費。
ユカイ工業株式会社が「犬や猫のように癒してくれるロボットを作りたい」という思いからプロジェクトをスタート。
もう一つあげると
WAGYUMAFIA待望の新ブランドオープン記念!新規会員権の募集!
なんとこのラーメン一杯1万円です!!!笑
一回は食べてみたい!
このように新しく何かを始める時に利用するのがクラウドファンでイングである。
資金集めと同時に宣伝効果にもなている。
コロナのクラウドファンディング
飲食店が一体となって行っているプロジェクトがある。
例えば、柏の飲食店を応援しよう!
現在28,000,000円以上が集まっている。
食事券3,300円分が3,000円で購入できるなどを見返りにしている。
もう一つは、食事券はいらないけど地域のために寄付をする寄付金。
金額だけみると「おー!めちゃめちゃ集まってる」と感じてしまう。
しかし、加盟店は約250店舗ある。
均等に分配しても10万程度にしかならない。
お店を事前に選ぶ仕組みになているので、選ばなかったお店には資金が入らない。
寄付金の部分から分配するとしても、現在400万で分配しても1店舗2万円にも届かない。
有名店が多く売れて、そこまで知られていない店が売れない。という結果は目に見えている。
結果として、小さいお店は体力が持たずに潰れてしまう。
さらに、集まった金額を明確にできるのか。
合計金額は把握できるが、どの店にいくら入るのかが明確でなければいけない。
なぜなら主催側は隠蔽することが可能であるから。
そして、実際ここには手数料が発生してくる。
CAMPFIREは、コロナの影響で収益が減少していることを証明できれば、通常の手数料12%を0%にすると言っている。
しかし、今回のケースだと飲食店をまとめて行っているので収益が減少しているかどうかはわからない。
CAMPFIRE側の判断によるのだろうが、客観的に証明できることが条件に入っているので、すべての加盟店である250店舗を把握するのは不可能である。
すると12%引かれ、決済手数料で5%引かれすでに17%中抜きされている。
さらに実行委員会側にも手数料が入るとしたらどれくらいが手元に残るのだろうか。
もう一つ、御曹司の地元新潟の例をみていく。
まだ始めたばかりで現在約130万円集まっている。
これは先ほとんど同じ条件である。
しかし、一カ所だけ違うところがある。
それは、食事券を選択したお店が潰れてしまった場合、返金が保証されていない点である。
これは正直いってひどい。
先ほどの柏のプロジェクトは、もし利用できない事情があったら返金する旨が記載されている。
さらに、この新潟のプロジェクトの実行委員には手数料が入ると聞いた。
あえてパーセンテージはふせるが抜きすぎである。
本当に飲食店を救いたいと思っているのだろうか。
御曹司も新潟の飲食店さんにはいろいろとお世話になっているので、力になりたいけれどもし体力がつきそうなら、いまは国の制度を使うのが一番の方法であると思っている。
実際に金融関連の人からの話だと、融資件数はかなり増えていて、制度利用をしているとのこと。
まとめ
このプロジェクト自体を否定しているわけではない。
良い動きだし、本当に助けようとしている人達もいる。
しかし、もっと良いやり方があったと思う。
飲食店一体となって行うイベント資金とか
見返りは、その日一日どの店舗でも飲み放題とかでええやん!
そうしたらもっと資金が集まると思うし、話題性にもなるのに。